介護支援専門員
小規模多機能ホームには、1人以上の介護支援専門員(ケアマネジャー)が配置されています。
介護保険法上、小規模多機能ホームを利用するには、その事業所への登録が必要となり、
登録期間中のケアマネジメントは、利用する小規模多機能ホームの介護支援専門員が行うことになっています。小規模多機能ホームをご利用の際は、法制度上、今まで利用していた居宅支援事業所と担当ケアマネジャーも変更することになります。これは、同じ事業所(小規模多機能ホーム)のケアマネジャーがプランを立てることにより、より心身の状況を把握し、ケアに生かしやすくなるという反面、いままでの担当ケアマネジャーとの関係が中断してしまうというデメリットがあります。
小規模多機能ホームの登録を解除した後は、元の居宅支援事業所とケアマネジャーを指定することが可能になります。
小規模多機能ホームの登録期間中は、事業所ケアマネジャーが、より一層綿密に連携を図り、利用者様が在宅生活を行う上で、少しでも安心して長く暮らせるように、出来る限り心をこめてお手伝いをさせていただきます。
こぼれ話
〜小規模多機能ホームの悩み〜
登録25名が可能な小規模多機能ホーム。
定額制で、柔軟にサービスを使える、「安心施設」のはずなのに、利用者はなかなか増えず、頭を抱えている事業所が多い。
どうやら、小規模多機能ホームにお世話になると、利用者の方は「訪問看護」「福祉用具のレンタル」以外の介護保険サービスは使えなくなる事、今までのケアマネジャーが変わってしまう事、がネックになっているようです。今までお世話になっていたケアマネジャーさんやショートステイ、デイ等とお別れしなければならないといった事が、登録をためらわせているようです。
小規模多機能ホームは、まだ始まって1年余り。今後の介護保険制度の見直しによっては、多くの高齢者の方やご家族にとって、安心できる環境とサービスを提供してくれる「魔法の施設」になりうるような気がします。 |
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